山中に埋もれていた古道で
ウォーキングイベント開催
新たな宝さがしの舞台となった川又地区はわずか52世帯ほどの集落ですが、こうした活動を進めた結果、100余りもの「宝」が見つかりました。
その中の一つが、かつて「御山街道」と呼ばれていた古道。同市にある名古刹、天台寺へと続く旧参道で、昔は多くの人たちが行き来し、地元の人たちにとっても重要な生活道でした。それがクルマ社会の広がりとともに山の中に埋もれてしまっていたのです。
この地域の宝を磨きあげるために、学生たちの協力を得て草刈りを行うなど古道を整備。雪が降る前に、地区住民と街道を歩き地区を学ぶイベントを開催する予定です。
同市では、20年来の宝さがしが実を結び、すでに9つのグループや地域がエコツアーを実施しています。川又地区の宝さがしも、最終的にはエコツーリズムにまで結びつけ、地域に新しい元気を呼び起こすのが目標です。